被告人…20代の黒人アメフト選手
被告人は６歳の頃からアメフトに親しみ、プロ選手となった。ところが、プレイ中に怪我をし、知人のススメで大麻で痛みを和らげるようになった。怪我は悪くなるばかりで、一時期は引退も考えていた。
そんな中、2015年に日本の大阪のプロチームに拾ってもらう。日本でもやっぱり怪我が良くならず知人を介して大麻を手に入れ、使う毎日。
アメリカでは営利目的で大麻を持っていれば罰せられる。日本でも使用は大丈夫だと思っていたようだが、入手するプロセスが困難で「これヤベエかも」と思い始めた矢先、逮捕された。
今回の件でアメフトのリーグから永久に追放。
「日本に来れたのに、こんな結果になってしまった。」
アメフトをやる為に大麻をして、逮捕され、アメフトが出来なくなってしまった。ガタイがいい彼の丸まった背中を見ると少し悲しくなった。
そんな被告人の情状証人は遥々ジョージア州から来た！
２２時間かけ息子のために大阪まで来た父親。今まで見た証人の中で一番遠い。すげえ気合だなあ。
「飛行機に乗せてアメリカに連れて帰る！」
「今日彼を釈放してください！」
父親の思いが伝わったのか、即日判決が決定した。「これは極めて珍しい」って裁判長も自分で言ってた。
判決をすぐ出すのも大変だが、判決を訳す通訳人さんはもっと大変！確か３０分くらいの休廷だったかなあ…。恐れ入る。
判決は懲役10ヶ月、執行猶予3年。
いい父ちゃんのおかげだね。
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